政府の信頼性

東日本大震災で避難生活しておられる方々の御苦労は感じています。北海道で一人医師でクリニックで診療しているものなので、私自身が「心のケア」チームとして、被災地(現地)に行くことはできないことを申し訳なく思っております。最近は原発問題の比重も増してまいりました。福島県をはじめとする北関東等4県の野菜などの食品の出荷制限があり、本日「東京の水を乳児は摂取自粛」までの事態となっています。ニュースは毎日のように見ています。しかしながら、いわゆる「御用学者(政府・官僚・東京電力などのいいなり学者)」の言うことは信じられません。アメリカCNNやイギリスBBCの報道の方が興味あります。アメリカは怒っています。特に福島原発の状況や放射線のモニタリングに関して、日本政府が隠蔽していると考えているようです。空母まで送って米軍も被災者支援を応援してくれているのに、アメリカの原子力行政を統括するエネルギー省や原子力規制委員会(NRC)の専門家が来日したのに対して情報共有をさせませんし、突き放すような対応をしているそうです。アメリカは独自で無人偵察機を飛ばして、詳細な放射線データを収集したそうです。それを日本政府にも伝えてあるようですが、公表されていません。このままでは同盟の信頼関係にもヒビが入りそうです。何よりも日本国民が政府を信頼しなくなる(もうしていない?)と思います。「民主党だからダメだ、やっぱり自民党だ」という訳ではありません。何故なら原発をむやみに利権がらみで許可して、作りつづけさせた政権は自民党政権だからです。もちろん官僚にも責任あります。この国を実際に動かしているのは今も昔も官僚ですから・・・でも原子力保安院という役所の情けないこと・・・。

まあ今になって今までの事を非難ばかりしても仕方ありませんが、今後は国際社会と情報共有して対策していってもらいたいものです。そうしないと政府の信頼性は落ちる一方でしょう。大前研一がYouTubeで建設的な意見を言っています。彼を「原発問題担当大臣」として民間登用してもらいたいくらいです。
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追記:3月27日バージョンのURL

今は亡き、忌野清志郎(RCサクセション)の「サマータイムブルース 」・・・予言だったのでしょうか?
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