レストレスレッグス症候群 (むずむず脚症候群)の治験

過去、当院でも積極的にレストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)(以下、「RLS」)の治験を行い、多くの患者さんに参加して頂きました。その当時は、一般的に疾患名の認知度が低かったことから、治験に参加した患者さんがはじめてこの病気を知り、薬を飲んで治る事がわかり、非常に安心していたのを憶えています。
そこで、この病気の特徴としては、
脚を動かしたいという強い欲求が不快な下肢の異常感覚に伴って、あるいは異常感覚が原因となっておこる
その異常感覚が、安静にして静かに横になったり座ったりしている状態ではじまる、あるいは、症状が強くなる
その異常感覚は、歩いたり下肢を伸ばすなどの運動によって改善する
その異常感覚が、日中よりも夕方や夜間に症状が強くなる
以上の主な症状をRLS(Restless Legs Syndrome)といいます。
さて、今回も更なる上市(発売)に向け、新たなRLSの治験をはじめます。
今回の治験は、RLS患者(20歳以上80歳未満の方がエントリー可能です)を対象に、治験薬の用量、有効性、安全性を確認します。また、治験薬には薬効のないお薬(プラセボといいます)を使用する場合もあります。
なお、このお薬は、既に70か国以上でパーキンソン病の治療薬として販売されています。
さらに、この治験薬の特徴は、貼り薬なので、飲み薬を飲むことが困難な患者さんや、飲み薬を希望されない患者さんにも使うことができるという長所が今後、期待されています。
上記、①~④までのような症状をもち、20歳以上、80歳未満の方は、当院にて治験の参加を希望していただいてもかまいません。是非、ご興味があれば、私までご連絡ください。参加の基準を満たしていれば、治験をすすめてみたいと考えています。
ご協力をよろしくお願いします。