(日本)医師会について思う事

長文ですが、たまに真面目な話。

私は北海道医師会と札幌市医師会には所属していますが、日本医師会(日医)には入っていません。医師会に所属している先生にも色々な考え方あるかと思いますが、札幌市医師会(郡市医師会)は基本的に親睦団体でいいと思ってます。日本医師会は医師のQOL向上のために政治的であるべきと考えます。参議院選挙で日本医師会が推した「自見はなこ」さんが何とか当選しましたが、全くしらない候補でしたが投票しました。それは医系議員だからです。日医は「自見さんは当選したが、前の候補に比べて得票数が少ない」などとつまらない事を言っているそうです。そんな事より日医には是非取り組んでもらいたい事があります。それを述べます。
私は医師会が診療報酬改定ごとに下げられてきている現状を考えれば、「医師免許をもって医師として診療するには都道府県医師会に所属しなければならない(弁護士会のように)」ことを法制化して医師を基本的に一枚岩にしなければ、医師という職業はジリ貧だと思います。ただし、研修医は会費ゼロ、勤務医の先生も12000円/年くらいでいいと思います。開業医は今までどうり(資金力も大切ですから)。そして勤務医の先生にも都道府県医師会の執行部にどんどん入ってもらいたいです。現状では誰の画策かは不明ですが、「医師会は開業医の団体」「開業医VS勤務医」という図式になっているようです。もしも先ほどの提案(原則医師は医師会全員加入して医師が一枚岩になる、執行部に勤務医の先生がどんどん入る、選挙で医系議員を医師が応援して投票する)が通れば、選挙で医系候補を全都道府県で最低1名は出して、当選させれば50人くらい国会に送り込めます。そうなると調剤薬局優遇政策も変わるでしょう。調剤チェーンで一番儲けている株式会社のM社長は「調剤薬局が鵜飼で医者は鵜だ」と発言しているそうですし、日本人社長で年収一位にもなっています。医者はなめられていますし、年収日本一はおかしい事です。保険料という公的なお金が入っている会社社長が日本一の年収を得るからです。
日医は最もプライオリティが高いのが何なのかを認識して行動に移してもらいたいと思います。その暁には私も日医に入ろうと思います。