RLS(むずむず脚症候群)の治験

レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)以下、「RLS(Restless Legs Syndrome)」製造販売
後臨床試験にご協力ください。
当院開設当初から、RLS やうつ病等様々な疾患の治験や製造販売後臨床試験を実施してきました。RLS
は中枢神経系の障害が原因であると考えられ、四肢(主に脚部)に生じる不快な感覚により下肢を動か
したくなる衝動があり、その症状が夕~夜間増悪するために、睡眠を妨げる等、慢性の倦怠感や不眠症
状を訴える方が多い疾患です。
その特徴は、
① 脚を動かしたくてたまらなくなる衝動があり、通常は脚の不快な感じ、気持ち悪い感じを伴っている
か、あるいはこの異常感覚のために脚を動かしたくてたまらなくなる衝動が起こる。
② その異常感覚は、横になったり座ったりしたときに起こるかあるいは増悪する。
③ その異常感覚は、歩いたり、脚を動かすことによって、不快感が部分的におさまるか消失する。
④ その異常感覚が、日中よりも夕方や夜間に症状が強くなる
⑤ これらの異常感覚が、他の疾患や行動の異常からだけでは説明ができない。
以上の主な症状を満たした方がRLS と診断されます。
この疾患に対する認知度は年々上がってはいるものの、医療機関を受診し治療に至っている方は、多く
はないのが現状です。
今回当院では、RLS の治療薬としてすでに販売されているお薬の製造販売後臨床試験を実施することと
なりました。
今回の試験は、RLS 患者を対象に、薬の有効性と安全性を再度確認します。また、試験薬には薬効のな
いお薬(プラセボといいます)を使用する場合もあります。
診察時、20 歳から80 歳の方で参加基準を満たしていれば、私から試験へのエントリーについてお話さ
せていただくかもしれません。また、自ら御希望されてもかまいません。御協力いただける場合は、よ
ろしくお願いいたします。

RLS