日本専門医機構の闇

私は日本精神神経学会に所属(他の学会も多数所属)していますが、近い将来に日本専門医機構というところが専門医を認定する制度になりそうですが、未だに混迷しています。でも発足すれば年1万円か5年で1万円支払うことになると聞いていました。その最中、とんでもない記事を目にしました。以下記事より。

平成28年3月末日現在、機構の総資産は3722万円で、総負債は1億498万円。つまり、6776万円の債務超過だ。

機構は運転資金を得るため、日本政策金融公庫から短期で5000万円、長期で3000万円を借り入れていた。

なぜ、こんなことになるのだろう。まだ事業が始まる前だ。機構の事業は、そんなに初期投資を要するものではない。

支出を見て驚いた。交通費3699万円賃料1555万円会議費463万円もかかっていたのだ。

ホームページに掲載された機構の理事会の議事録を見ると、参加者の多くは東京在住だ。普通にやっていれば、こんなに交通費がかかるはずがない。

交通費については、事業開始初年度の平成26年度にも1829万円を使っている。この年度の交通費の当初予算は1万円だった。いったい機構のガバナンスはどうなっているのだろうか。

賃料も桁違いだ。毎月120万円も支払っている。

私は事務所の場所を調べた。なんと有楽町駅前の東京フォーラムにあった。超一等地で、ホームページで調べると、賃料は1坪あたり12万6421円となっていた。

(感想)まあ、天下り役人と一部の特権教授のやることはエグいですね。

sen

上記スケジュールも今のところうまくいっていません。初期研修医の先生は困惑しているでしょうね・・・