不眠症の治験

不眠症の治験にご協力ください。

当院は開設当初から不眠症の治験を数多く実施しております。

 

不眠症は、入眠または睡眠の維持が難しくなったり、早朝に覚醒したりすることで、睡眠の長さや質が悪くなり、日常生活や仕事に影響を及ぼす病気です。またこのような睡眠困難な状態が週3回以上かつ3か月以上持続することで不眠症と診断されます。

不眠症の治療法には薬物療法と非薬物療法(認知行動療法等)があります。患者さんの病状に応じて、治療薬の選択が行われています。

 

今回の治験で使用するお薬(治験薬)は現在有効性と安全性を確認している開発中の薬です。

オレキシンは脳内で食欲や覚醒を促すタンパク質です。治験薬は、このオレキシンの受容体に結合して睡眠および覚醒の調節を行います。オレキシン受容体には2つのタイプがあり、治験薬はオレキシン1受容体とオレキシン2受容体のそれぞれに結合し、オレキシンの作用を抑えることが知られています。これまでの試験データから速やかに眠りにつき、夜間の覚醒を抑え、翌朝の仕事や日常生活等にも支障をきたすことが少ないと期待されているお薬です。

診察時にエントリー基準をみたしていれば、私から治験へのエントリーについてお話させていただくかもしれません。また、自らご希望されてもかまいません。ご協力を宜しくお願いします。